02_私たちの薬膳STORY/受講生の声

私たちの薬膳STORY vol.09|原因不明の不調に悩んだ娘が笑顔を取り戻した、頑張りすぎない薬膳生活

こども薬膳salon®では、「薬に頼らずお家のご飯で家族を守れる知識」をお伝えしています。

参加いただいている方は子育て真っ盛りのママ達。

このコーナーでは、薬膳に出会ってどう変わったのか、今ではどんな生活を送っているのか。

そんなこども薬膳salon®メンバーの「私たちの薬膳STORY」をお届けします。


突然の「バセドウ病」診断。原因不明の不調に悩んだ日々

笑顔が消え、心も体も変わった娘

「もう生きるのが嫌だ」

「人生をやり直したい」

当時、小学3〜4年生だった娘の口からそんな言葉が飛び出すなんて、私は想像すらしていませんでした。

娘は、大好きだったダンスのテストに落ちてしまった少し前から、様子が変わっていった気がします。

顔つきがきつくなり、些細なことにも敏感になり、甘いものばかりを欲しがり、ご飯は食べられない。

投げやりな言葉を日常的に口にするようになり、勉強やお風呂に入るのすらもしんどそうでした。


特に夏が苦手で、毎月のように風邪を引き、コロナやインフルエンザにも2回ずつかかりました。

追い打ちをかけるように、大量の鼻血が止まらない日々。

学校へ行こうとするとお腹が痛くなり、運動会もクラブ活動も怖くて参加できない。

朝はなかなか起きられず、夜になると必ず「ママ、怖い夢みない?」と耳元で聞いてくる娘。

学校へ行ける日には、パパがお腹に手を当てておまじないをして送り出す日々が続きました。


病院を回っても「原因不明」

小児科、耳鼻科、内科、脳神経外科を回り、HSC(ひといちばい敏感な子)について調べたりもしましたが、原因は一向にわかりませんでした。

病院の待合室で鼻血を飲み込んでしまい、慌てて下着を買いに走ったこともあります。

明らかにおかしい、でも熱があるわけじゃない」

原因不明の続く不調に不安な日々を過ごしていました。

ようやく判明した病名

転機をくれたのは、義理の母の一言でした。

「血液検査をして、甲状腺の数値を調べたほうが良いよ」

私はすぐに小児科の先生に「甲状腺の数値を調べてください」とお願いしました。

先生は「子どもで甲状腺?」と驚いていましたが、「はい、お願いします」と強気に伝えました。

今思えば、あの時の私の執念だったのかもしれません。


紹介状を書いてもらい大きな病院で検査した結果は、小児甲状腺機能亢進症(バセドウ病)でした。

子どもとは思えない異常な数値に、

先生から「お母さん、入院するお子さんもいるくらいの状態です」と告げられ、

私は初めて「娘の体が大変なことになっている」と気づき、血の気が引いたのを覚えています。

それでも当時は、「お薬を飲めば半年から1年くらいで元気になるだろう」と簡単に考えていました。

しかし、現実はそんなに甘くはありませんでした。

こども薬膳との出会い

回復しない娘の「心」

薬を飲み始めると、血液検査の数値は少しずつ下がってきました。

でも、「心」が全然ついてこなかったのです。

体の数値が良くなっても、不安や怖さ、生きづらさはそのままで、その姿を見ることのほうが私にはつらかったです。

そんな時に出会ったのが、「こども薬膳」でした。

「私が薬膳を学んで、この子をどうにか助けたい」

そう思って話を聞きに行きましたが、当時の私は心も体もボロボロに疲れていました。

「今から学んでも間に合わないかもしれない」という焦りと迷いがあり、実は一度、受講をお断りしようとしたんです。


薬膳スープ

「ママはごはん作りに集中して」その言葉に救われて

その時、主宰のあいさんが言ってくれた言葉が、私の張り詰めていた糸をほどいてくれました。

「薬膳の難しいことはこちらで考えるから、ママはごはんを作ることに集中してあげてください」

それを聞いた瞬間、「あぁ、私1人で頑張らなくて良いんだ」と、心の底からホッとしたのを覚えています。

ここから、私たちの体質改善の歩みが始まりました。

受講された講座はこちら

「まあ、いっか」が増えて変わった体と心

神経質だった私が、落ち着いて対処できるように

こども薬膳を学び始めてから、私の「体調の捉え方」が大きく変わりました。

以前は少し鼻水が出るだけでも、「また悪化するかもしれない」と怖くなり、周りで風邪が流行していると聞けば「絶対に感染させたくない」と神経を張りつめていました。

しかし今は、

「鼻水くらいならまだ大丈夫かな。気を補ってあげよう」
「余分な水分を出してあげよう」

と、落ち着いて対処できるようになりました。

運動会で一位!ステージでキレキレのダンスを踊るまでに復活!

私の気持ちが変わってきた頃、娘自身も劇的に変わっていきました。

「まあ、いっか」と思えることが増え、あれほど怖がっていた地震への不安も以前ほどではなくなりました。

当時のことについて、本人は「頭の中にもやがかかっていた感じがした」と話してくれます。

毎晩のように言っていた「ママ、怖い夢みない?」という言葉も、今ではほとんど聞きません。

学校では友達と楽しく過ごし、テストでは高得点を連発


あんなに不参加だったダンスイベントや発表会にも復帰し、小学校最後のダンス発表では、大勢の子供たちや先生の前で、ステージに上がってキレキレのダンスを踊っていました。

小学校最後の運動会での徒競走では、大差をつけて一位になるほどに!

その姿を見た時は、涙が止まりませんでした。

「朝はおかゆが良いでしょうよ!」驚くほどの生命力

現在は中学生になり、自分で決めた過酷なバドミントン部とクラブチームの両方で汗を流しています。

夜遅くまで練習があっても、朝は自分で起きて学校へ行き、試験前には自分で計画を立てて勉強しています。

何より、ご飯をしっかり食べられるようになりました。

朝起きて洗面所で準備をしている時に、
「あーもうお腹空いた!ちょっと口に入れるの頂戴。おかゆね!朝はおかゆが良いでしょうよ!」 と言って、洗面所でおかゆをパクリと食べることも(笑)。

大人以上に食べる日もあり、前までは髪の毛が1本乱れているだけで泣き崩れていた子が嘘のようです。

以前、娘が不安ばかり口にすることをあいさんに相談した時、

「フラッシュバックのように不安がよみがえることもありますよね。急がなくても大丈夫」

と言ってもらえたからこそ、長い期間をかけて一歩ずつ進んでこられたのだと思います。


私たちを支えたお守りメニューと、心が楽しむ薬膳のカタチ

我が家を救った最強の「あさりのお味噌汁」

この4年間、数値がなかなか変わらない停滞期もありましたが、私たちは「病院のお薬」「漢方薬」「薬膳のある食生活」の3つを信じて続けてきました。

そんな我が家を支えてくれた、一番の「お守り食材」は、あさりのお味噌汁です。

殻付きのあさりを毎日のように鍋でグツグツ煮て、お味噌汁にして飲んでもらっていました。

これが娘の体にピタリと合っていたようで、旅行先にもあさりのカップ味噌汁を持参するほどでした。

身だけで作るのではなく、「殻ごと」お味噌汁にすることに意味があり、あさりの効能を丸ごとしっかりいただけたことで、少しずつ体が変化していったと感じています。

「食べてはいけないものはない」が私をラクにしてくれた

また、こども薬膳の「絶対に食べてはいけないものはない」という柔軟な考え方も、大ざっぱな私の性格にとてもしっくりきました。

世間では「体に悪い」とされるものでも、たまに家族や友達と集まって、笑いながら唐揚げやポテトを食べたり、ジュースを飲んだりする時間は全力で◎(マル)にしています。

心が楽しかったなら、それが一番の養生です。


漢方薬を処方していただいている先生から

「ママは好きなことはなに?
子供の生命力を信じて、ママは薬膳をたくさん楽しんでね

と言われたことも大きな支えでした。

4年目に入り、ついに甲状腺の数値は大きく改善し、あんなに高かった抗体の数値が一桁まで下がったのです。


娘の不調をきっかけに見つけた、私の「楽しい!」未来

必死な「ママ」から、自分の「楽しい」を見つける私へ

娘の体調不良をきっかけに出会った薬膳ですが、「娘のために」と必死に学んでいるうちに、気づけば私自身の考え方が変わり、「私が楽しい!もっと楽しいことをしたい!」と思うようになっていきました。

ママになってからは自分のことは後回しで、仕事と母親業に必死でしたが、薬膳のおかげでもう一度「自分が楽しいと思えること」を探し始めることができました。

そこで次に出会ったのが、「生米パン」です。

シンプルな材料で作れて、何よりおいしい。

発酵して膨らんでいく様子やオーブンから香る匂いに、薬膳と同じ「楽しい」を見つけました。

毎日の食卓に、ごはんという選択肢があって、パンという選択肢もある。

今は薬膳と生米パンを組み合わせた講座を、身近な方々へお伝えしています。


私は決して完璧な母親ではありません。

失敗もたくさんするし、大ざっぱすぎて子どもたちから「ママ、忘れすぎ!」と怒られる毎日です。

それでも、「子どもをどうにか助けたい」という気持ちだけはずっと変わりませんでした。

もし今、お子さんの体調やご自身のことで悩んでいる方がいたら、一度立ち止まって「昔の私は、何が好きだったかな」と振り返ってみてください。

その先に、自分や家族を支えてくれる新しい出会いが待っているかもしれません。


さとうあいからメッセージ

原因不明の不調。

大事な我が子が辛そうなのに、何もできない憤り。

そのお気持ちはきっと、経験した人だけにしかわからない苦悩なのかもしれません。

最初にお会いした時、さやかさんの、どうにかしたい!というお気持ちが痛いほど伝わってきました。

「決まった未来はない」と私は信じています。

こども薬膳では、できることを少しずつ、毎日続けられる知識をお渡ししています。

全てを背負えなくなったら、誰かに助けてもらうことで変わる未来もあると思います。

元気になって明るく毎日を過ごす娘さんの様子を聞くたびに、出会えてよかった。と思うばかりです。

【さやかさんの活動情報】 
薬膳と生米パンを組み合わせた、心も体も喜ぶ講座を開催中。
日々の活動やレッスンの様子は、ぜひInstagramからチェックしてみてくださいね!


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