「皮膚科で処置してもらっても、また別の場所に出てきてしまう」
「そういう体質だから仕方ないと思って、半ば諦めている」
夏になると特に増える水いぼのお悩み。
何度も皮膚科に通っているのに、なかなかすっきり解消しないと感じるお母さんも多いのではないでしょうか。
処置をしても別の場所に次々と出てきてしまうのには、体質が深く関係しています。
今回は、水いぼが再発しやすい体質について、薬膳の視点からお伝えするとともに、おうちの食事で取り入れやすい3つの食材をご紹介します。
我が子も水いぼができやすい体質で、何度も再発するため、病院に行く以外の方法を模索した時期がありました。
今回ご紹介する食材は、我が家でも実際に使っている食材なので、ぜひお試しください!
※水いぼの症状が続く場合は、まず医療機関へのご相談をおすすめします。本記事は、日々の食事でできるケアの視点としてご参考にしてください。
水いぼは「体質の問題」である

水いぼは、ウイルスが皮膚に感染することで起こりますが、同じ環境にいてもかかりやすい子どもとそうでない子どもがいます。
この差は、体質にあると考えられています。
皮膚科での処置は、今あるいぼを取り除く治療です。
しかし体質が変わらないままでは、ウイルスへの抵抗力が戻らず、また別の場所に出てきてしまうことになります。
何度も同じ症状で病院に行くとき、それは根本の改善が必要なサインかもしれません。
薬膳が考える「水いぼができやすい体質」とは

薬膳・東洋医学の視点では、水いぼができやすい子どもは「水分の排出が苦手な体質」であると考えます。
体の中に余分な水分が滞りやすく、それが皮膚にも影響を与えてしまうのです。
次のような特徴が当てはまるお子さんは、この体質傾向がある可能性があります。
- 手湿疹になりやすい
- 手がいつも湿っている
- 軟便や下痢になりやすい
- 車に酔いやすい
- 気圧の影響を受けやすい(天気が悪い日に体調が崩れる)
これらは水いぼとは一見関係なさそうに見えますが、薬膳では「体の中の水分バランスが乱れているサイン」として捉えます。
いくつか当てはまる場合は、水分代謝を整える食事を意識してみるといいでしょう。
おうちでできること|苦手なことは食材の力を借りて
体質は、毎日の食事の積み重ねで少しずつ整えていくことができます。
もちろん食事は「治療」ではありませんが、「体を整える土台を作る」という意味で、日々の食卓でできることはたくさんあります。
ここでは、水いぼのケアに取り入れたい食材を3つご紹介します。
水いぼ対策食材①|ハトムギ

いぼ取りといえば、まず思い浮かぶのが「ハトムギ」ではないでしょうか。
ハトムギは漢方では生薬名:薏苡仁「ヨクイニン」と呼ばれており、古くからいぼへの働きかけが期待できる食材として知られています。
手湿疹に効果が出たという報告も多く、水いぼに悩む親御さんの間でも取り入れられている食材です。
体の中の余分な湿気(水分)を排出する働きがあるとされており、「水分の排出が苦手な体質」への食材として適しています。
子どもへの取り入れ方のポイント
ハトムギご飯として白米に混ぜるのが一般的ですが、独特の食感が苦手で食べてくれないお子さんも少なくありません。
そんな場合は「割れハトムギ」を試してみてください。
通常のハトムギより粒が小さく、食感が馴染みやすいため、白米に混ぜても気になりにくくなります。
我が家でも、通常のハトムギは全然食べてくれなかったのが、割れハトムギに変えたら少し食べてくれるようになりました。
お子さんの反応を見ながら、取り入れやすい形を探してみてください。
ハトムギ茶として飲む方法も手軽でおすすめです。麦茶感覚で日常に取り入れやすく、お子さんでも飲みやすい味わいです。
水いぼ対策食材②|小豆

余分な水分を尿として排出する働きがあるとされているのが「小豆」です。
特に、いぼが赤くなっていたり、炎症を起こしているように見える場合に取り入れると良い食材です。
薬膳では、体に熱がこもりやすいタイプのお子さんに向いているとされています。
子どもへの取り入れ方のポイント
小豆は砂糖なしで食べるのが基本です。
デトックスしたいときは、大根・わかめと一緒に小豆を入れたお味噌汁がおすすめです。
普段のお味噌汁の具として取り入れるだけなので、特別な料理の準備は必要ありません。
小豆茶として煮出して飲む方法も取り入れやすい方法のひとつです。
お子さんに飲ませる場合は、薄めに作ったものを少量から試してみてください。
水いぼ対策食材③|黒豆

体の免疫機能を底上げする食材として取り入れたいのが「黒豆」です。
水いぼは体の抵抗力(免疫力)が下がっているときに出やすくなります。
ハトムギや小豆で水分バランスを整えながら、黒豆で体全体の力を底上げするというイメージです。
特に、体の巡りが滞りがちなお子さんにおすすめの食材です。
子どもへの取り入れ方のポイント
蒸した黒豆を冷凍ストックしておくと、いろいろな料理にそのまま加えられるのでとても便利です。
お味噌汁に入れたり、ご飯に混ぜたり、そのままおやつとして食べさせたりと、使い方の幅が広いのが黒豆の良さです。
甘く煮たおせち料理のイメージが強いかもしれませんが、砂糖なしで蒸すだけでも、子どもが食べやすい素朴な甘みがありますよ。
3つの食材の使い分けの目安
3つの食材をまとめると、以下のように使い分けるとわかりやすいです。
- ハトムギ:
水いぼ・いぼ全般に取り入れたい基本の食材。体の余分な湿気を排出する - 小豆:
いぼが赤い・炎症が気になるときに。体に熱がこもりやすいタイプに - 黒豆:
体全体の抵抗力を整えたいときに。体の巡りが滞りがちなタイプに
もちろん、3つすべてを一度に取り入れる必要はありません。
まず取り組みやすいものから、少しずつ食卓に加えていただければと思います。
食事は「治す」ではなく「整える」もの

水いぼを食事だけで完全に解消しようとするのではなく、「体質を整える土台を作る」という視点で取り組むことが大切です。
病院での処置と食事でのケアは、どちらかを選ぶものではなく、併用することでお子さんの体をより良いコンディションに近づけていくものです。
何度も同じ症状で病院に通う日々が続いているなら、食事の視点を少し加えてみることで、体質から変わっていく可能性があります。
体質を見直すことで、少しでも早く良くなりますように。
こども薬膳が、子育てを頑張るお母さんの心の支えになれますように。
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