
「うちの子、いつもトイレの時間が長くてかわいそう……」
「便秘薬はクセになりそうで使いたくないけれど、食事で何とかできないかしら?」
そんなお悩みを持つお母さんはとても多いものです。
実際に、こども薬膳salonの長期講座に参加された方の、半数以上の子が便秘持ちということもあります。
便秘がつづくと、お腹が張って機嫌が悪くなったり、食欲が落ちたりすることもありますよね。
実を言うと、かつての私も「便秘といえばバナナ!」と信じ込み、ひたすらバナナを食べさせていた時期がありました。
でも、薬膳を学んで分かったのは、便秘にはいくつかの「タイプ」があり、良かれと思ってあげていた食材が逆効果になることもある、という驚きの事実でした。
今回は、しっかり食べてしっかり出す体を作るための、タイプ別・便秘ケアについて詳しくお話しします。

なぜ「バナナ」だけではダメなの?
「便秘にはバナナや食物繊維」というイメージが強いですが、薬膳の視点で見ると、実は便秘の理由は人それぞれ。
大きく分けて、子どもの便秘には次の5つのタイプがあります。
- 冷えによる便秘:
お腹が冷えて腸の動きが停滞している - 熱による便秘:
体内に熱がこもり、便の水分が乾いて固くなっている - 血(栄養)不足による便秘:
腸を潤すための「血」が足りず、滑りが悪い - エネルギー(気)不足による便秘:
便を押し出すパワーが足りない - ストレスによる便秘:
緊張などで気の巡りが悪くなり、流れが止まっている
理由が違えば、選ぶべき食材も変わります。
お子さんの体質に合わないものを食べ続けていると、かえって不調を長引かせてしまうこともあるのです。

タイプ別・おすすめ食材と注意したいポイント
お子さんの普段の様子や便の状態を思い浮かべながら、ぴったりのケアを見つけてみましょう。
① 冷えタイプ
お腹が冷たく、寒い時期に悪化しやすいタイプです。
- おすすめ食材:
かぼちゃ、くるみ、甘酒、鮭、エビ - 注意点:
バナナなどの体を冷やす食材は、さらに腸の動きを鈍くさせるので控えめにしましょう。
② 熱タイプ
コロコロと固い便で、のどが渇きやすく、暑がりなタイプです。
- おすすめ食材:
ごぼう、バナナ、大根、豆腐 - 注意点:
生姜やネギなど、体を温めすぎる食材や、揚げ物などの「熱」をこもらせるものは避けましょう。
③ 血(栄養)不足タイプ
顔色が白っぽく、肌がカサカサしやすい、コロコロ便のタイプです。
- おすすめ食材:
ほうれん草、卵、レバー、ひじき、黒ごま - 注意点:
しっかり「血」を補うことが解決の近道。目を使いすぎると「血」を消耗するので、ゲームなどの時間にも気をつけましょう。
④ エネルギー(気)不足タイプ
便は固くないのに、出すパワーがなくて時間がかかるタイプです。
- おすすめ食材:
長芋、大豆、キノコ類、さつまいも、米 - 注意点:
お腹を元気にする長芋は、子どもの成長サポートにもなる最強食材。毎日少しずつ取り入れるのがコツです。
⑤ ストレスタイプ
環境の変化や緊張で、出たり出なかったりムラがあるタイプです。
- おすすめ食材:
柑橘類(みかん、グレープフルーツ)、香味野菜、セロリ - 注意点:
良い香りを感じるだけで「気」の巡りは良くなります。食事の前に「いい匂いだね」と親子でリラックスすることも大切です。
「スッキリ」が出ると、気持ちまで変わる!
体質に合わせた食事を取り入れたお母さんたちからは、嬉しいお声がたくさん届いています。
「トイレの滞在時間が長かった娘が、最近はスルリと出ているようです!」
「サプリを飲んでいた時より、食事を変えた今の方が変化を感じてびっくりしています」
「私の作った食事で、体調が変わっていくことに感激とやりがいを感じます」
便秘が解消されると、体だけでなく気持ちの面でも穏やかさが戻ってくる。
それこそが、薬膳が子どもたちにくれる素晴らしいギフトだと感じています。

まずは、わが子の「タイプ」を知ることから
便秘解決の近道は、お子さんが今どんな状態で、なぜ不調になっているのかを知ることにあります。 お子さんにぴったりの「食べる便秘薬」を見つけるために、以下のステップを活用してみてくださいね。
■ 自分の体質をチェックしてみる
まずは「体質診断シート」で、お子さんの今のバランスを確認してみてください。
■ 本でじっくり基本を学ぶ
「こども薬膳」の考え方を一冊に凝縮しました。お子さんのタイプに合わせた食材選びが、この一冊でまる分かりです。
■ 根本から変えたいママのための「長期講座」
「薬に頼らず、家族全員でスッキリ健康になりたい!」という方へ。
体質に合わせた個別のアドバイスを通じて、一生モノの知識を身につけるサポートをしています。
「体は食べたものでできている」
みんな違う体だからこそ、その子に合わせた食事で、毎日を笑顔で過ごせる体を作っていきましょう。










