「喘息と診断されたけれど、ずっと薬を飲み続けるのは不安…」
「季節の変わり目になると、いつゼーゼーし始めるかハラハラしてしまう」
そんなお悩みを抱えているお母さんは、本当に多いもの。
実は、私自身もかつてはその一人でした。
我が家の二人の子ども達も喘息を持っており、夜中に苦しそうにする姿を見ては「代わってあげたい」と何度も涙したことがあります。
私が「薬膳」を本格的に学び始めたきっかけ。
それは他でもない、わが子の喘息をなんとかしたい、薬を減らしてあげたいという一心からでした。
今日は、そんな実体験と中医学の知恵を交えて、喘息っ子の体が本来の強さを取り戻すための「こども薬膳」の秘訣をたっぷりお届けします。

喘息は「遺伝だから」と諦めなくて大丈夫
喘息は、持って生まれた体質が関係していることが多いです。
でも、中医学(薬膳のルーツ)には、「生まれてからの食事で、身体はいくらでも補っていける」という希望の考え方があります 。
「遺伝だから仕方ない」
「体質だから一生付き合うしかない」
そう言われてショックを受けた方もいるかもしれません。でも、安心してください。こどもの身体を作る原料は、私たちが毎日作るご飯です 。
お薬で今の症状を抑えつつ、ご飯で強い身体を作ってあげる。そんな未来を、一緒に目指してみませんか?
毎日飲まなければならない予防薬に頼り切るのではなく、土台となる「体」そのものを食事で作り変えていく。
それが薬膳の役割です。

お子さんはどっち? 喘息を悪化させる「2つの原因」
薬膳では、喘息の原因を大きく2つのタイプに分けて考えます。
お子さんの普段の様子を思い浮かべながらチェックしてみてください。
タイプ① 「元気が足りない」タイプ
体を守るバリア機能(エネルギー)が不足している状態です。
【チェックリスト】
こんな症状ありませんか?
- 風邪をひきやすく、一度ひくと長引く
- 少し動くとすぐに「疲れた」と言ったり、息切れしたりする
- 食が細く、なかなか体重が増えない(太りにくい)
- 便が柔らかめ、または下痢をしやすい
- 顔色が白っぽく、声が小さめ
【薬膳対策:エネルギーをチャージする】
このタイプの子は、まずはエネルギーをしっかりチャージしましょう。
- おすすめ食材:
くるみ、長芋、かぼちゃ、さつまいも、なつめ、れんこん、はちみつ
. - 調理のポイント:
特におすすめは「長芋」と「れんこん」です。
長芋は「山薬(さんやく)」という生薬名があるほど、体を根本から元気にしてくれます。れんこんは、肺の粘膜を潤し、炎症を鎮める力が強い食材。すりおろしてスープに入れたり、ハンバーグに混ぜたりして、毎日少しずつ取り入れましょう。

タイプ② 「消化が追いついていない」タイプ
食べたものがうまく処理されず、体の中に「ゴミ(痰)」として溜まってしまい、それが呼吸を邪魔している状態です。
【チェックリスト】
こんな症状ありませんか?
- 味の濃いもの、揚げ物、甘いお菓子が大好き
- ついつい食べ過ぎてしまう(食欲旺盛すぎる)
- 便や尿の臭いがキツい
- 常に喉に痰が絡んだような音がする、鼻水が出やすい
【薬膳対策:溜まったゴミを掃除する】
このタイプの子は、まずは「出す」ことが先決。
体にこもった熱を冷まし、痰を取り除く食材を選びます。
- おすすめ食材:
大根、かぶ、梨、海苔、昆布、セロリ、竹の子
. - 調理のポイント:
「大根」は天然の消化薬です。
食べ過ぎたな、という時は大根サラダ、大根のスープを活用しましょう。また、味付けは極力「薄味」を心がけ、素材の味を活かすことで、内臓への負担を減らしましょう。

毎日のご飯で「一生モノの体」をプレゼントする
「毎日しっかり薬を飲むこと」はもちろん、急性期には必要なことです。
しかし、薬はあくまで「今の症状」を抑えるためのもの。
未来の体を作るのは、今日食べたご飯です。
子供の体は、大人が思っている以上に柔軟で、食べ物への反応も素直です。
「今日は少し咳が出そうかな?」と思ったら、れんこんを多めに。
「最近食べ過ぎて体が重そうだな」と思ったら、大根や海藻でデトックスを。
お母さんがそんな風に「食の処方箋」を書けるようになると、子育ての不安は驚くほど軽くなります。
薬膳の知識は、ママを苦しめるためのものではなく、「自分にもできることがある」と自信を持つためのお守りです。
大丈夫。ママにもできることがありますよ。
まずは、わが子の「タイプ」を知ることから
喘息ケアの第一歩は、お子さんの今の状態を正しく知ることです。
「うちの子はどっちのタイプ?」
「もっと詳しくケア方法を知りたい!」
という方のために、以下のステップをご用意しています。
自分の体質をチェックしてみる
まずは無料の「体質シート」で、お子さんの今のバランスを確認してみてください。
本でじっくり基本を学ぶ
「こども薬膳」の考え方を一冊に凝縮しました。キッチンに置いて、いつでも辞書代わりに開ける一冊です。
本気で「薬に頼らない生活」を目指したい方へ
個別のアドバイスを通じ、一生モノの知識を身につける長期講座も開催しています。同じ悩みを持つ仲間と一緒に、こどもの未来を変えていきませんか?
「食べることは生きること」
あなたの大切なお子さんが、明日も笑顔で過ごせますように。










