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こども薬膳で食卓を遊び場に!無理なく続く「楽しい」が習慣になる秘訣

「薬膳って、なんだか難しそう。特別な食材を揃えなきゃいけないの?」

「体に良いのはわかるけど、子どもが食べてくれなきゃ意味がないし…」

そんなふうに思っていませんか?

家族の健康を願って薬膳の本を手に取ってみたものの、専門用語の難しさや、手間に圧倒されて本棚に眠らせてしまっているママは少なくありません。

でも、ちょっと待ってください。

本来、薬膳の知恵はママを追い詰めるためのものではなく、
「今日、何を作ろう?」という迷いをワクワクに変え、ママの心を軽くするためにあるものです。

私がお伝えする「こども薬膳」のモットーは、「迷ったら、より楽しめる方を選ぶこと」

なぜなら、ママが楽しんでいない食事は、子どもにとっても楽しくないからです。

そして、子どもは「楽しいこと」に敏感!楽しいことだけをして毎日を過ごしたい、と思っている子がどれほど多いことか!

今回は、忙しいママが日常の中で無理なく、そして親子で笑いながら続けられる「こども薬膳」の取り入れ方について、たっぷりとお伝えします。

なぜ「薬膳」は三日坊主になりやすいの?

せっかく始めた薬膳が続かないのには、明確な理由があります。

それは、多くのママが「正解」を探しすぎて、「楽しさ」を後回しにしてしまっているからです。

「正解」の呪縛にかかっていませんか?

「この症状にはこの食材じゃなきゃダメ」
「生薬を煮出さないと効果がない」……。

真面目なママほど、教科書通りの正解を求め、それができない自分を責めてしまいます。特に私たちママ世代は、答えのある問題を解き続ける教育を受けてきた過去があります。正解を探すことに安心感を覚えるのです。

しかし、薬膳の基本は「今の状態を観察して、足りないものを補い、余っているものを出す」というシンプルなバランスの学問です。

「子どもが食べない」という最大の壁

どんなに体にいい薬膳料理を作っても、子どもが「べーっ」と出してしまったら、ママの心はポキッと折れてしまいますよね。

「せっかく作ったのに」「健康のために食べてほしいのに」というプレッシャーは、食卓を重苦しい空気にしてしまいます。

子どもは敏感です。その「重さ」を察知して、ますます食を遠ざけてしまう……という悪循環に陥っているケースが多いのです。

視点を変えれば楽になる!「こども薬膳」3つの新常識

ここで少し、考え方のスイッチを切り替えてみましょう。こども薬膳でお伝えしているのは、知識を詰め込むことではなく、「ママの観察力」と「遊び心」を育てることです。

① 食材の力は、子どもの「好きな遊び」に絡めて伝える

薬膳の知識をそのまま「お勉強」として伝えても、子どもは興味を持ちません。

でも、子どもが大好きな「遊び」の延長線上に食材があれば、驚くほど自然に受け入れてくれます。

  • お絵描きが大好きな子には… 
    「このにんじんを食べると、目のパワーがアップして、もっと素敵な色がたくさん見えるようになるよ!」と、色の世界を広げるお話に。
  • ごっこ遊び(ヒーロー・お姫様)が好きな子には… 
    「かぼちゃのプリンセスは、どんなかぼちゃ料理を食べてるのかな?一緒に考えてみよう!」と、なりきり遊びの一部に。
  • クイズが大好きな子には… 
    「今日のスープには、◯◯くんの咳を撃退する白い野菜が隠れています。なーんだ? ヒントは、丸くて皮が黄色いよ!」と、食卓をクイズ大会に。

こうして遊びの中で食材に触れることで、子どもは「食べさせられている」のではなく、「自分で選んでパワーを手に入れている」という感覚になります。

これが、偏食を減らし、食への好奇心を育てる最大のコツです。

② 「子どもは楽しいことしかしない」を前提にする

ここが一番大切なポイントです。子どもは、難しい理屈では動きません。「体に良いから」と言われても響きませんが、「楽しいこと」「ワクワクすること」には、驚くほどの集中力と興味を示します。

薬膳を「教育」や「しつけ」にするのではなく、親子で楽しむ「イベント」にしてしまいましょう。

ママが「次はどんな遊びを仕掛けようかな?」とワクワクしながらキッチンに立つ。

その楽しそうな姿こそが、子どもを食卓に惹きつける何よりのきっかけになりますよ。

③ 365日、完璧じゃなくていい。1食1品からの「お試し」

「毎食、陰陽五行のバランスを考えて……」なんて、プロでも至難の業です。

最初は気になることがあった時に、一時的に期間をとって取り入れてみるくらいからのスタートで大丈夫。

たとえば、日曜日のお味噌汁だけは気になる効果のある食材を煮込んで作る日にする。

など、とにかく無理して頑張るよりも長くできそうな形からがおすすめです。ママの心の余裕こそが、子どもにとって最高の栄養剤になります。

身近な食材に宿る「パワー」を再発見する

特別な材料は必要ありません。いつものスーパーの野菜コーナーには、子どもたちの成長を支える「宝物」がいっぱいです。

食材こども薬膳的・はたらきこんな遊びの誘い文句!
かぼちゃ胃腸のエネルギーを補い、元気を出す「寒い日は、お腹に元気エンジンを積んで、かけっこしよう!」
にんじん血を補い、目の疲れや乾燥をケアする「これを食べたら、遠くで遊ぶ友達の顔まで見えちゃうかも?」
れんこん肺を潤し、のどや鼻の粘膜を整える「鼻の中にバリアを張って、風邪バイキンを跳ね返そう!」
キャベツ胃の調子を整え、余分な熱を逃がす「イライラお熱をシューッと飛ばして、ニコニコに戻ろう」
黒ごま腎(生命力の源)を補い、成長を助ける「背をグングン伸ばす、秘密の黒いツブツブをパラパラ!」

「今日はなんだか子どもがイライラしているな」と感じたら、少し熱を逃がすキャベツを多めにしてみる。

「少し顔色が白いかな」と思ったら、にんじんで血を補ってあげる。

ゼロから献立を考えるより、体の状態に合わせて「この遊び(食材)を取り入れよう」と考えたほうが、実はスムーズに決まることも多いのです。

「自分の感覚」を大切にすることが、最大の継続の秘訣

薬膳に「絶対的なルール」はありません。

一番大切なのは、数値や理論ではなく、目の前の子どもと向き合うママの感覚です。

「今日はなんだか顔色が赤い気がする」
「いつもより食欲がなさそうだな」

そんなふうに感じたら、それが薬膳を始める最高のサイン。体の声をそのまま受け止めて、献立を少しだけ調整してみる。この「ちょっとした変化に気づく力」が、薬膳を続ける上でもっとも大切であり、ママにしかできない最高のサポートなのです。

「自分で子どもの体を支えている」という実感を持てるようになると、ごはん作りがつらい日でも、「今日は体を整える一品を選んだ!」というだけで、心の充足感が変わります。

続けるからこそ見えてくる、親子の「変化」

薬膳を習慣として続けると、子どもにもママにも小さな変化が現れます。

  • 朝の「ぐずり」が減り、笑顔で起きられるようになった
  • 手足があたたかくなり、体温が安定してきた
  • 季節の変わり目でも、風邪をひきにくくなった
  • 何より、子どもがごはんを前向きに食べる日が増えた

こうした変化は、ママが「楽しい」を優先して続けてきた結果です。

子どもが笑いながら食べた一皿一皿が、着実に未来の体を作っていきます。

まとめ|こども薬膳は“できることから始める”でOK!

薬膳は、頑張らなきゃいけないものではありません。

むしろ「できることだけ」「楽しめる範囲で」取り入れられることが、続ける最大のコツです。ママの“ちょっとした工夫”が、やがて大きな力になります。

薬膳の知恵は、特別なものではなく、毎日のごはんの中にある暮らしの知恵。 「これならできそう!」という小さな遊びから、今日のごはんを彩ってみませんか?

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また、書籍『薬に頼らずのびのび育てる! こども薬膳』では、さらに詳しく「楽しい薬膳」の取り入れ方や、スーパーの食材でできる簡単レシピをたっぷりご紹介しています。ママの毎日がもっと楽に、もっと楽しくなるヒントが詰まっていますので、ぜひ手に取ってみてくださいね!

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