
「今日のごはん、何にしよう……」
そう思った瞬間、嫌な気分になったり、めんどくさくなったりすることはありませんか?
レシピサイトのランキングをスクロールし、冷蔵庫の残り物とにらめっこ。でも、頭の中は真っ白。そんな日が続くと、なんだか家事も育児も、自分自身のことも全部うまく回っていないような気がして、自分を責めてしまいそうになりますよね。
薬膳を知る前の私もまさにそうでした…。
仕事や家事に追われる中で「栄養バランスのいいごはんをちゃんと出さなきゃ」というプレッシャーに押しつぶされそうになっていたのです。
でも、献立づくりがしんどいのは、ママであるあなたの能力が低いからではありません。それは、家族の体調の変化や、日々の暮らしのリズムを無意識にキャッチして、なんとか調整しようと一生懸命に考えている、優しさの裏返しなのだと思うんです。
そんなママにこそ知ってほしいのが「こども薬膳」の考え方です。 薬膳といっても、難しい食材を使う必要はありません。「こども薬膳」とは、特別な料理を作ることではなく、今のママや子どもの体に合うものを、親子で楽しみながら選ぶ習慣のこと。
今回は、献立の負担を「楽しみ」に変え、子どもの「生きる力」を育むための、新しい食事との向き合い方をお伝えします。
献立を考えることに「しんどさ」がやってくる本当の理由
なぜ、毎日繰り返しているはずの献立づくりが、これほどまでにママの心を疲れさせるのでしょうか。
それは、ママの頭の中が常に「見えない正解」を探しているからです。
- 朝、子どもがなかなか起きられなくて機嫌が悪かった。
- 最近、ママ自身もなんとなく疲れが取れなくて体が重い。
- 外は急に冷え込んできて、風邪が流行り始めている。
こうした日常のサインを無意識に受け取っているからこそ、「何を食べるのが正解なんだろう?」と脳がフル回転してしまい、キャパオーバーを起こしてしまうのです。
でも、安心してください。
「献立を決めなきゃ」という義務感を、「今日の子どもの体調に合う食材は何かな?」という視点に変えるだけで、キッチンに立つ気持ちは驚くほど軽くなりますよ。
“健康になるご飯”は特別なものじゃなくて、毎日の食材の選び方にある

薬膳という言葉を聞くと、どうしてもスパイスや難しい材料を想像してしまいがちです。
でも、実はもっとシンプルで、身近なものです。
こども薬膳が大切にしているのは、「今この体に、何が必要か?」を見極める視点です。
- 寒い朝には、体を温めるお味噌汁に、少しだけ生姜を足してみる。
- 目が疲れている日は、クコの実をおやつにポリポリ。
- 子どもに元気がない時は、消化にいい「胃腸にやさしい」ものを選んでみる。
こうした日常の小さな選択が、すでに「整える力」になっています。 難しい知識を丸暗記しなくても大丈夫。ママが普段から感じている「あれ? 今日はいつもと違うな」という直感を信じることから、こども薬膳は始まります。
献立迷子を卒業! 親子で楽しむ「献立ゲーム」のすすめ

私が子育てに薬膳を取り入れて一番救われたのは、「ママが一人で全てを背負わなくていい」と気づけたことです。
献立作りは以下の3つのステップで進みます。
(こども薬膳の書籍にも載っているので、チェックしてみてくださいね)
- 体調を考える(今のサインを見つける)
- 食材を決める(サインに合う食べ物を選ぶ)
- メニューを決める(調理法を考える)
これをママ一人の頭の中で完結させようとするから、しんどくなるのです。 そこで提案したいのが、お子さんと一緒に「献立作成ゲーム」として楽しむ方法です。
ステップ1:みんなで「今日の体のご機嫌」をチェック!
夕飯の準備の前に、お子さんに聞いてみてください。
「今日の〇〇くんの体は、元気かな?プンプンかな? それともちょっとお疲れさん?」
ゲーム感覚で、今の気分や体の重さを「ご機嫌」に例えて発表し合います。「ママはちょっとお疲れさんかな〜」というように、ママ自身の状態もオープンにします。
ステップ2:食材を選ぼう
「お疲れさんなら、お腹を元気にさせる『黄色い食べ物(芋やカボチャなど)』が必要だね!」と、お子さんと一緒に「今の体を助ける食材」を選びます。
子どもは「自分が選んだ食材が体を助ける」という感覚がわかります。ゲームにすることで楽しく理解することができますよ!
ステップ3:メニューは最後に決める
食材が決まれば、メニューは自ずと絞られます。「カボチャに決まったから、今日は煮物にする? それともスープ?」と相談する。
このように、決めるプロセスに子どもを巻き込むことで、「ママが作らされている」感覚から「みんなで体を作る」チーム活動に変わります。
ママの負担が減るだけでなく、子ども自身が自分の体と向き合う「一生モノの習慣」が身についていくのです。
子どもの「好き嫌い」は、大切なメッセージ

子どもが特定の食材を嫌がると、ママは「栄養が偏ってしまう」「せっかく作ったのに」と悲しくなったり、イライラしたりしてしまいますよね。 でも、薬膳の視点で見ると、好き嫌いにも理由があることがわかります。
例えば、子どもがピーマンを嫌がるのは、その苦味が「今の自分には必要ない」と体が判断しているからかもしれません。あるいは、キュウリを嫌がる時は、体が冷えすぎていて、水分が多いものを求めていないのかもしれません。
「嫌い=わがまま」ではなく、「今は体が求めていないんだな」と捉えてみる。
「今日はこの食材が合いそう」
「これはまた別の日にしてみようか」
と、ママが選択肢を柔軟に用意してあげる。
そうすることで、食卓からピリピリした空気が消え、子どもは「自分の体の感覚を信じていいんだ」という安心感を育んでいきます。
「無理に食べさせる」ことよりも、自分の体と相談しながら「これなら食べられそう」を見つけること。これこそが、こども薬膳が大切にしている食育のあり方です。
大切なのは、100点よりも「続ける楽しさ」

体調を整える食事は、たった1日で魔法のようにすべてが解決するものではありません。 大切なのは、毎日の小さな「選び方」の積み重ねです。
忙しくてどうしても余裕がない日は、買ってきたお惣菜でもいいのです。
その代わり、「今日は外が寒かったから、お惣菜にプラスして温かいスープを飲もうね」と、一言添える。その小さな気づきこそが、家族を守る「食の知識」になります。
「今日の体調はどう?」
「この食べ物を食べたら、体はどう反応するかな?」
そんなふうに、ママ自身が体との対話を楽しんでみてください。 ママが楽しそうに食材を選んでいる姿を見て、子どもたちは食の大切さを学びます。
まずは、お子さんの「体質」を知ることから始めませんか?
「何から始めたらいいかわからない」
「うちの子のサイン、どう読み取ればいいの?」
そんなママのために、まずはご自身の、そしてお子さんの「今の状態」を簡単にチェックできるツールをご用意しました。
【公式LINEプレゼント:体質診断シート】
公式LINEに登録いただくと、簡単な質問に答えるだけで、今のお子さんの体のタイプがわかる「体質診断シート」をプレゼントしています。 お子さんのタイプを知るだけで、「だから今日はしんどかったんだ!」「今はこれを食べればいいんだ!」という指標ができ、献立づくりがぐっと楽になりますよ。
さらに詳しく知りたい方は、書籍『こども薬膳(タイトル名など)』もぜひ手に取ってみてください。 親子でゲーム感覚で取り組めるワークや、日常のサインから導き出す食材ガイドなど、今日からすぐに使える知恵をたくさん詰め込みました。
献立づくりは、もう一人で頑張らなくて大丈夫。 今日から「こども薬膳」を味方につけて、親子でワクワクしながら、健やかな毎日を作っていきましょう!


