季節のケア

こどもの咳が続くときに|乾燥に負けない「こども薬膳ごはん」の工夫

季節の変わり目になると、子どもの「コンコン」という咳が気になり始めます。

空気が乾燥し、喉や鼻の粘膜が敏感になるこの時期、ママとしては「また風邪かな?」「いつ治るのかしら」と、気がかりが尽きないものですよね。

実は、薬膳の視点で見ると、この時期の咳は「体のなかの潤い不足」が大きな原因のひとつ。

今回は、日々忙しいママでも無理なく取り入れられる「こども薬膳」の知恵を使って、乾燥に負けない体をつくる食事と生活のヒントをたっぷりお届けします。

咳が長引くときに意識したい「体の整え方」

咳が長く続くとき、「風邪が治りきっていないのかな」と感じる場面はよくあります。

少し良くなったと思ったらぶり返す、鼻水や咳だけがダラダラ続く、なかなかスッキリしない。

寒い時期や季節の変わり目、秋から春にかけた乾燥シーズンは、こうした状態が長引くことも少なくありません。

乾燥が続く時期は、のどや気管が刺激を受けやすくなり、体の“守る力”が弱まりやすい時期です。

乾燥に負けない体をつくることは、ぶり返しや風邪の予防につながります。

なぜ秋冬は「咳」が長引くの?薬膳から見た理由

薬膳の世界には、五臓(ごぞう)という体の機能を5つに分けた考え方があります。そのなかで、呼吸器系を司るのが「肺(はい)」です。

「肺」は乾燥が大の苦手

「肺」は、肌や鼻・喉の粘膜と深くつながっており、外の空気と直接触れる場所です。

そのため、外気の乾燥の影響をダイレクトに受けてしまいます。

「肺」が乾くと、粘膜のバリア機能が低下し、少しの刺激でも咳が出やすくなります。これが、秋冬に咳が長引く大きな理由です。

「脾(胃腸)」の弱さが咳を招くことも

もうひとつ大切なのが、消化吸収を担う「脾(ひ)」、つまり胃腸の健康です。 胃腸の調子が悪いと、体に余分な水分(痰)が溜まりやすくなり、それが「肺」に貯まって咳や痰を引き起こすのです。

「こども薬膳」では、咳をケアする時には「肺を潤すこと」「胃腸(脾)を元気にすること」の2つのポイントで、子どもの体調を整えていきます。

毎日のごはんで「咳の出にくい体」を作る

薬膳の基本は、今起きている症状を力ずくで抑え込むことではありません。 「なぜ咳が出るのか?」という原因に目を向け、体が自ら回復しようとする力をサポートすることにあります。

特に、少し良くなってはぶり返す、鼻水や咳がダラダラ続く……。そんなときは、体の「バリア機能」が低下しているサイン。 日々の食事で「潤い」を補い、「エネルギー」を補ってバリア機能をアップさせることで、乾燥した空気にも負けない、しなやかな喉と気管を作っていきましょう。

乾燥ケアに!「肺」を潤すおすすめ食材リスト

スーパーで手に入る身近な食材にも、実は優れた薬膳の効果があります! 特に「白い食材」は肺を潤すとされているので、意識して選んでみてください。

① 豆腐・豆乳:毎日の食卓の救世主

豆腐や豆乳は、体を潤す力があり、消化にも非常に良い食材です。

  • ワンポイント: お味噌汁に豆腐をたっぷり入れる、牛乳の代わりに豆乳でスープやシチューを作るなど。喉が痛いときでもツルンと食べられるのが魅力です。

② 山芋・長芋:粘膜を強くする天然の滋養強壮剤

山芋は「肺」と「脾(胃腸)」の両方を元気にしてくれる、こども薬膳に欠かせない食材です。

  • ワンポイント: 毎日のお味噌汁に入れると、取り入れやすいのでまずはここから!加熱するとホクホクしてお芋のようになり、子どもも食べやすくなりますよ。

③ 白きくらげ:薬膳では「食べる美容液」

高級食材のイメージがありますが、乾燥したものがスーパーの中華コーナーなどで手に入ります。

  • ワンポイント: 水で戻して細かく刻み、スープや味噌汁、つくねなどに混ぜてみてください。無味無臭なので、子どもの好きな味を邪魔しません。

④ 梨・りんご:喉を潤す果実

梨は「肺」を潤す代表格。りんごはお腹を整えてくれます。

  • ワンポイント: 生食よりも加熱して食べるのがおすすめ。咳があるときは「蒸し梨」や「焼きりんご」「煮たりんご」にするのが正解。

⑤ レンコン:喉の炎症を鎮める

レンコンは古くから喉の薬としても重宝されてきました。

  • ワンポイント: すりおろして肉類と一緒にお団子にしたり、スープに「蓮根の絞り汁」を垂らすだけでも効果が期待できますよ。

夕方から夜にかけての「咳き込み」を防ぐ生活の知恵

子どもが一番咳き込むのは、実は夕方から夜にかけて。 この時間帯にママができる、ちょっとした工夫をまとめました。

冷たい飲み物を控える

夕方、学校や保育園から帰ってきて「喉が渇いた!」と冷蔵庫のジュースをゴクゴク。

これが咳を誘発することがあります。 冷たい水分は「肺」を冷やし、気管を収縮させてしまいます。 帰宅後は「常温以上の飲み物」にしたり、夜ご飯は「温かいスープ」を活用しましょう。

水分補給は「こまめに、少しずつ」

乾燥シーズンは喉の渇きを感じにくいため、気づかないうちに体内の水分が不足しています。

一度にたくさん飲むのではなく、まずはひと口だけでもいいので、こまめに温かい水分を摂らせてあげることが、喉の粘膜の潤いを保つ秘訣です。

ママのひと言が、子どもの一番の薬

お子さんの咳が続くと、夜中に何度も起きて看病したり、翌日の予定を心配したりと、ママの心も体も削られてしまいますよね。 「何かしてあげなきゃ」と焦る気持ち、よく分かります。

ゲホゲホ…と苦しそうな子どもの様子を見て、ダメだとはわかっていても、咳の音が耳について離れず、イライラしてしまうこともあると思います。

一番大切なのは、ママがひと息つくこと。 

「今日は豆腐をお味噌汁に入れたから、ケアはバッチリ!」と、自分に合格点を出してあげてください。 ママが穏やかな表情で接してくれることが、お子さんの緊張を解き、深い呼吸へとつながります。

こども薬膳は、ママを苦しめるためのルールではありません。 家族みんなが笑顔で過ごすための、優しいツールなんです。

何かできることがある。

それを知っているだけでもママの気持ちが落ち着き、子どもにも穏やかな気持ちで接することができるでしょう。

まとめ|「肺を潤す視点」で辛い咳を乗り切る

子どもの咳は、体からの「潤いが足りないよ!」「ちょっと休もう!」という大切なサイン。 そのサインをキャッチして、

  1. 白い食材で「肺」を潤す
  2. 温かい食べ物で「お腹」を守る
  3. ママも一緒に、温かいお茶を飲んでリラックスする

この3つを意識するだけで、過ごしやすさはガラリと変わります。

特別な知識がなくても、今日から始められることはたくさんあります。 お子さんの健やかな呼吸と、ママの穏やかな毎日のために、「こども薬膳」の知恵をぜひ役立ててみてくださいね。

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