
子どもの発熱、どうしていつも「今?!」なの?
「さっきまで元気に遊んでいたのに、急に体が熱い……」
「明日は楽しみにしていた予定があるのに……」
「しかも今は土日の夜。病院もやっていないし、どうしよう!」
ママなら誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
子どもの発熱は、なぜかいつも病院が閉まっている時間や、ママが一番忙しいタイミングでやってくるものです。
実際私も何度も経験しました…。
夜中の救急病院、仕事が休めない時に限って発熱…涙
「まずは病院に連れて行かなきゃ!」と焦るあまり、夜間救急の長い待ち時間で親子ともにクタクタになってしまうこともありますよね。
もちろん、受診が必要なケースもありますが、実はお家でできる「薬膳茶」のケアを知っているだけで、ママの心の余裕はぐっと変わります。
今回は、発熱時の強い味方になる3つの薬膳茶と、最も重要な「飲ませるタイミング」について詳しく解説します。
薬膳で考える「発熱」のメカニズムと大切なルール

薬膳や中医学(中国伝統医学)では、発熱を単に「体温が上がること」とは捉えません。
体の中に侵入した「邪気(風邪など)」と、体が戦っているサインだと考えます。
ここで一番大切なルールがあります。それは、「熱があるからといって、すぐに冷やせばいいわけではない」ということです。
「寒気」がある時は要注意!
子どもが「寒い」と言っていたり、ガタガタ震えていたり、手足が氷のように冷たかったりする時期。これを中医学では「悪寒(おかん)」がある状態と言います。
このタイミングで体を冷やす作用の強い薬膳茶を飲ませてしまうと、体が熱を上げようとしている邪魔をしてしまうことにもなりかねません。
薬膳茶を飲むベストタイミングは「熱が上がりきった時」
今回ご紹介するお茶を取り入れるべきなのは、以下のサインが見られた時です。
- 顔が赤くなってきた
- 寒気がひいて「暑い」と言い出した
- 手足がポカポカと熱くなっている
- 熱が上がりきり、汗をかきそう(または少しかいている)
この「熱が上がりきったタイミング」で適切な薬膳茶を飲むことで、体にこもった余分な熱をスムーズに逃がし、回復をサポートしてくれるのです。
発熱時に常備しておきたい!おすすめの熱冷ましの薬膳茶3選

それでは、具体的にどのようなお茶が効果的なのでしょうか。
ママが使いやすく、お子さんも飲みやすい3つの茶材をご紹介します。
① 桑の葉茶(くわのはちゃ)
【こんな時に:発熱、喉の痛み、コンコンという咳に】
桑の葉は、薬膳の世界では「桑葉(そうよう)」と呼ばれ、古くから熱を下げる生薬として重宝されてきました。
- 特徴: 体の熱を冷ます力が非常に強く、解熱剤の代わりにもなるので咄嗟の発熱にも活躍します。
- 味: クセが少なく、ほうじ茶や緑茶に近い味わいなので、子どもでも抵抗なく飲める子が多いのが特徴。
- 注意点: 冷やす力が強いため、平熱の時に毎日ガブガブ飲む「常用」は避けましょう。
あくまで「いざという時」のレスキュー茶としてストックしておくのがおすすめです。
我が家も何度も助けられている桑の葉茶は、子育てママのNO1レスキュー食材です。
② ミントティー(薄荷茶)
【こんな時に:発熱、頭痛、イライラ、鼻詰まりに】
ハーブでおなじみのミント(薄荷)も、立派な薬膳のひとつ。
- 特徴: 「辛涼解表(しんりょうげひょう)」といって、風邪の熱を外へ発散させる働きがあります。頭にのぼった熱をスッと下げてくれるので、熱による頭痛やイライラして寝付けない時にも効果的。
- 味: 清涼感があり、鼻が詰まっている時でもスッキリ飲めます。
- 取り入れ方: フレッシュなミントの葉でも、市販のティーバッグでもOKです。夏場は「ミント水」として常温で少しずつ飲むのも、熱中症対策を兼ねた水分補給になります。
ミントティーは少しクセがあるので、夏場の風邪対策におすすめのお茶です。
③ 菊花茶(きくかちゃ)
【こんな時に:高い熱、目の充血、目の痛み、激しい頭痛に】
お刺身の横に添えられている菊の花。あれも実は、熱を冷ますための知恵なのです。
- 特徴: 「目」に関わるトラブルに強く、知恵熱や高熱で目が真っ赤になっている時や、光を眩しがる時に最適です。
- 注意点: キク科のアレルギーがあるお子様は使用を控えてください。
- 美味しく飲むコツ: 菊花だけだと少し独特の苦味や香りがあるため、お子様には「ハブ茶(ケツメイシ)」とブレンドすると、麦茶のような香ばしさが出て飲みやすくなります。
菊花茶は、キク科のアレルギーのある子はNGなので注意が必要です!お子さんはハブ茶の方が取り入れやすいかもしれません。
実践!ママのための「お家ケア」5つのステップ

子どもが熱を出した時、ママが慌てずに行動するためのロードマップです。
- まずは観察(体温計より本人の体感):
布団を被りたがりますか?それとも剥ぎ取りますか?「寒い?」と聞いてみましょう。まだお話しできない子の場合は、手足の温度を確認します。 - 温める時期(寒気がある時):
この時期はお茶での解熱は我慢。服や布団で調整し、葛湯などの温まる飲み物でサポートします。 - 薬膳茶の出番(熱が上がりきった時):
顔が赤くなり、暑がりだしたら上記のお茶を。一気に飲ませるのではなく、スプーン1杯や一口ずつ、こまめに水分補給として与えます。 - 食事は無理をさせない:
消化にエネルギーを使うと、治癒が遅れます。お粥やスープなど、胃腸に負担をかけないものを。食べたがらない時には無理に食べなくてもOKです。 - ママのメンタルケア:
「自分ができることがある」と思うだけで、不安は軽減されます。呼吸が荒い、発熱でせん妄が出ているなどでない場合は、まずは落ち着いてお子さんをよく観察してあげてください。病院探しはそれからでも大丈夫。
こんな時は迷わず受診を!見極めのポイント
薬膳茶は優れたホームケアですが、魔法の薬ではありません。
以下のような「赤信号」が見られた場合は、休日や夜間であっても病院を受診してください。
- ぐったりして活気がない: 目が合わない、呼びかけへの反応が薄い。
- 水分が摂れない: おしっこが半日以上出ていない、唇がカサカサ。
- 呼吸がおかしい: ゼーゼーしている、肩で息をしている。
- 高熱が3日以上続く: 何か別の感染症や合併症の可能性があります。
「いつもと何かが違う」というママの直感は、どんな検査よりも鋭いことがあります。
迷ったら、医療機関や#8000(小児救急電話相談)を利用しましょう。
お家ケアがママの「自信」につながる

これまでは、子どもが熱を出すたびに「どうしよう!病院行かなきゃ!」とピリピリしていたママも多いはず。
でも、「どの体調の時に、何を飲ませればいいか」という知識があるだけで、心に小さな余裕が生まれます。
「まずはお茶を飲ませて、様子を見てみよう」
そう思えるだけで、看病の時間はぐっと穏やかなものになります。薬膳茶は、ママの不安を和らげ、子どもの自己治癒力を引き出すための優しいツールです。
いざという時のために、キッチンに「桑の葉茶」や「ミント」を常備しておきませんか?
「お家で今できること」は、子育ての安心材料にきっとなるはずです!
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これまでは、子どもが熱を出すたびに「どうしよう!」とピリピリしていたママも、正しい知識があれば「まずはお茶を飲ませて、様子を見てみよう」と構えることができます。
薬膳茶は、ママの不安を和らげ、子どもの自己治癒力を引き出すための優しいツール。お家でできる発熱ケア、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。










