
その鼻水、お薬だけで大丈夫?
「鼻水が長引いていて、ずっとお薬を飲んでいるけれどなかなかスッキリしない……」
「点鼻薬を使っても、その場しのぎになっている気がする……」
最近、ママたちからそんなご相談をたくさんいただきます。特に季節の変わり目は、鼻水や咳のトラブルが本当に増えますよね。
実は、薬膳(中医学)の視点では、鼻水にはいくつかの「タイプ」があると考えます。
お薬がイマイチ効かないと感じるのは、もしかしたらお子さんの鼻水のタイプと、ケアの方法が合っていないからかもしれません。
今回は、慢性化する前の「急な鼻水」を、お家にある食べ物でケアする方法を詳しく解説します。ぜひ保存して、いざという時のお守り知識にしてくださいね!
鼻水には2つのタイプがある!見分け方のポイント

鼻水をケアする第一歩は、お子さんの鼻水が「どちらのタイプか」を正しく見分けることです。原因が「冷え」なのか「熱」なのかで、選ぶべき食材は真逆になります。
① 「冷え」が原因の鼻水
外の寒さや、冷たいものの食べ過ぎで体が冷え、バリア機能が弱まった時に出る鼻水です。
- 鼻水の特徴:
透明でサラサラ。水のように流れてくる。 - その他のサイン:
くしゃみがよく出る。顔色が少し青白い。寒がる。
② 「熱」が原因の鼻水
体に熱がこもったり、ウイルスなどと戦って炎症が起きている時に出る鼻水です。
- 鼻水の特徴:
黄色や緑っぽく、ドロドロしている。鼻が詰まりやすく、かみにくい。 - その他のサイン:
喉が痛い、目が充血している、体が熱い。
どっちかわからない時は「お風呂」でチェック!

「透明な気もするけど、ちょっと粘り気もある……どっちだろう?」と迷うこともありますよね。そんな時に一番わかりやすいのが「お風呂チェック」です。
温めることで、鼻水の反応がどう変わるかを見てみましょう。
① お風呂に入って「楽になる」なら【冷えタイプ】
湯船に浸かって体が温まった時に、鼻水の通りが良くなったり、鼻をかみやすくなったりする場合は、体が「温め」を求めている証拠。
冷えが原因である可能性が高いです。
② お風呂に入って「悪化する」なら【熱タイプ】
お風呂上がりに鼻詰まりがひどくなったり、鼻水の色が濃くなったり、顔が真っ赤になってしんどそうにする場合は、体に熱がこもっている証拠。
これ以上温めるのは逆効果かもしれません。
タイプ別・鼻水をケアする「お助け食材」リスト

タイプがわかったら、次は毎日のごはんでケアしましょう。
薬膳の効果は意外と鋭いので、「症状が落ち着いたら、食べ続けるのはお休みする」のがポイントです。
【冷えタイプ】の子へ:体を内側からポカポカに!
寒さを追い出し、水分を飛ばしてくれる食材を選びましょう。
- 生姜・ネギ:
体の表面を温めて、冷えを追い出す最強コンビ。 - シナモン:
体の芯から温め、巡りを良くします(ココアに入れるのもおすすめ)。 - 梅干し:
体のバリア機能を助け、余分な水分を抑えます。 - 鮭(さけ):
お魚の中でも体を温めるパワーが強い食材です。
【熱タイプ】の子へ:こもった熱を優しく冷まそう!
炎症を鎮め、ドロドロした鼻水をスッキリさせる食材を選びましょう。
- 大根:
「天然の消化薬」であり、喉の炎症や鼻の熱を冷ます名脇役。 - ごぼう:
デトックス力が強く、体にこもった熱を外へ逃がします。 - 白菜:
水分を補いながら、余分な熱をクールダウンしてくれます。 - 葛粉(くずこ):
炎症による熱を下げ、喉や鼻を潤します。 - 桑の葉:
前回の記事でもご紹介した、熱冷ましのレスキュー茶!
もし一週間以上、鼻水が続いているなら……
「タイプ別の食材を試しているけど、一週間以上鼻水が止まらない」 そんな時は、鼻水そのものが問題というよりも、お子さんの「治すエネルギー(気)」が低下しているサインかもしれません。
体力が落ちていると、体は「鼻水を止める」という作業を後回しにしてしまいます。
そんな時は、鼻水を止める食材にプラスして、「エネルギー(元気)を補う食材」を意識して摂りましょう。
- 長芋・なつめ:
胃腸を元気にし、エネルギーを直接チャージします。 - きのこ類(椎茸など):
免疫力の鍵となる「気」を高めてくれます。 - 穀類・発酵調味料:
ご飯やお味噌汁は、日本人の元気の源です。
明日の朝からできる!「朝ごはん」の養生法

季節の変わり目、特に気をつけたいのが「夜の冷え」です。
夜の間に冷えた体で朝を迎える子が、最近とても増えています。
注意!朝一番の「冷たい習慣」
朝起きてすぐに、冷蔵庫から出したばかりのフルーツ、パン、ヨーグルト、生野菜を食べていませんか?
これらは体を冷やす性質が強く、朝の弱った胃腸には負担が大きすぎます。
朝から体を冷やしてしまうと、日中の鼻水が止まらなくなる原因に。
理想は「温かいお味噌汁とご飯」
基本の「お味噌汁とご飯」に戻るだけでも、立派な季節の養生になります。
温かいスープが胃腸を温め、湯気が鼻の粘膜を潤してくれる。たったこれだけの習慣で、お子さんの鼻のバリア機能はぐっと強くなりますよ。
まとめ:お家ケアがママの「自信」につながる

鼻水が出るたびに「また耳鼻科に行かなきゃ」「点鼻薬を嫌がって大変……」と、ママが疲弊してしまうのは本当につらいことですよね。
でも、鼻水のタイプを見極め、キッチンにある食材で「今できること」を始められると、ママの気持ちは少しずつ前向きになります。
もちろん、必要があればお薬に頼るのも大切です。
けれど、「お家でケアできる!」という自信は、子育ての大きな安心材料になります。今日からお子さんの鼻水をよく観察して、小さな養生を始めてみてくださいね!
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